メッセージ

ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ

理化学研究所は、平成28年度文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)」に採択されました。

理化学研究所における研究環境のダイバーシティを高め、女性研究者の活躍推進を図るため、平成28年12月1日にダイバーシティ推進室を設置し、組織横断での効果的な推進体制を構築しました。

ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブとは、研究環境のダイバーシティを高め、優れた研究成果の創出につなげるため、各機関・地域の特色を踏まえた、女性研究者の活躍推進に向けた機関としての目標・行動計画を設定・公表することを要件とし、女性研究者のライフイベント及びワーク・ライフ・バランスに配慮した研究環境の整備や女性研究者の研究力向上のための取組、及び女性研究者の積極採用や上位職への積極登用に向けた取組を支援するものです。

ダイバーシティは知的活動や新産業の創出など新しい価値の創出、イノベーションを促す原動力や潤滑油の役割を果たすと言われています。理研においては、その対象を女性研究者に限定することなく、本事業の取組を「研究開発成果の最大化」につなげ、創造的な科学活動とイノベーションの一層の推進を図っていきます。

理化学研究所の中期目標・中期計画、また「女性活躍推進法」「次世代育成支援対策推進法」に基づく行動計画を踏まえた数値目標の達成とともに、世界中から優秀な研究者が集まる多様性豊かな研究環境を整備し、さらなる研究開発成果の最大化の実現を目指します。

事業目的

  • 1. ダイバーシティ研究環境整備のための取組
  • 2. 女性研究者の研究力向上のための取組
  • 3. 女性研究者の採用、上位職への積極登用に向けた取組

ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブについては、科学技術振興機構のホームページをご覧ください。

外部評価委員

(2021年4月1日現在)
委員長 名取 はにわ 日本社会事業大学理事長、電気通信大学監事、元内閣府男女共同参画局長
委員 渥美 由喜 ダイバーシティコンサルタント 厚生労働省 政策評価に関する有識者会議委員
小舘 亮之 津田塾大学副学長 総合政策学部総合政策学科 教授
丸本 卓哉 多機能フィルター(株)代表取締役社長 元京都大学監事
宮浦 千里 中部大学総長補佐 特任教授